トレラン4回目で箱根外輪山(箱根ガイリーン)を走ってみた

トレイルランニング

昨年の秋から山を楽しむ方法としてトレランも始め、3回山を走ったあとに、現在自分はどのくらいの走力があるのかを確かめたく、箱根外輪山を走ってみました。

そんな自分が走った結果どうだったかを書いていきます。

箱根外輪山って

神奈川県と静岡県にまたがった位置に富士箱根伊豆国立公園が指定されており、神奈川県 箱根町に位置する駒ヶ岳などの箱根火山を中心に、その周りに連なっている山々を箱根外輪山と呼んでいます。
箱根湯本駅から反時計回りに山を紹介すると、明星ヶ岳、この辺りの眺望がいい明星ヶ岳、たくさんの人に人気な金時山、丸岳、芦ノ湖西側に位置する三国山、鷹巣山、浅間山などの山々の稜線を通り箱根湯本駅まで戻ります。

距離は47km、累積標高は3100mくらいになります。

箱根湯本駅からスタート

小田急線ロマンスカーの始発に乗り、8時半くらいに到着。 それからしばらくしてまずは登山口になる阿弥陀寺へ向けてスタートします。 阿弥陀寺から塔ノ峰へ登っていきますが、この入口あたりの登山道は不明瞭なので初めての人は迷われるかもしれません。
私も以前、金時山からこの阿弥陀寺まで歩きましたが、その時は迷ったりはしませんでしたが、今回はこの辺りをウロウロしてしまい時間をロスしてしまいました。
塔ノ峰
トレイルを見つけたらまずは塔ノ峰を目指していきます
霜が降りる
12月なので霜も降りる
塔ノ峰を過ぎて少しすると、一度舗装路を少し走り、再びトレイルに戻ったら、明星ヶ岳に向かいます。
明星ヶ岳山頂までは阿弥陀寺から約600mアップです。
明星ヶ岳から明神ヶ岳に近づくにつれて視界が開けてきて、これから向かう金時山やその奥には富士山と最高の景色を堪能することが出来ます。
金時山と富士山
これから向かう金時山、奥には富士山が
明星ヶ岳(924m)から明神ヶ岳(1,169m)までの約4kmの道のりを50分くらいかけて登っていきます。
明神ヶ岳山頂から富士山
明神ヶ岳山頂から
明神ヶ岳に着くと金時山と富士山がより大きく見え、ここから先は金時山と富士山の景色を見ながら進んでいきます。 ここからはひたすら金時山を目指していたのかほぼ撮っていませんでした。
矢倉沢峠を過ぎた辺りから、金時山の山頂に向かって登っていきます。
ここまで来ると登山者も多く岩もゴツゴツしているので、山頂までは時間が掛かります。
金時山山頂から富士山

人気の金時山の山頂はたくさんの登山者で溢れかえっていて、座る場所もないくらいです。なので写真を撮ってちょっと景色を楽しんだら先に進みます。
金時山の登りで体力を使いましたがここまでは疲れもなく順調です。

ここから先は初めて道なので時計に取り込んでおいたGPXデータも頼りにしながら走っていきます。

金時山からの後半

箱根ガイリーンGPX
GPXデータを時計へ
金時山をこの箱根外輪山の中継点とするとここからが後半戦。

金時山山頂から少し下るとそこからは稜線を走る感じになるので次の長尾山まではアップダウンはほぼなく、その先の乙女峠へは下っていきます。
乙女峠は分岐になっているので、先の丸岳方面と乙女峠のバス停へ下る道に分かれています。 この分岐で何をどう間違えたのか、違うバス停の方へ下ってしまいます。下りがずっと続くのでこれは違うなとスマホで位置を見てみると明らかに間違っていて、下った道を登り返すという体力を無駄に消耗させてしまいます。

✳︎分岐ではしっかりと地図を確認しましょう…と自分に言い聞かせる。

分岐に戻り間違いなく丸岳方面に向かっていきます。
丸岳案内板
外輪山の一つの丸岳

丸岳を過ぎたあたりで相模湾まで見渡せる景色がいいところもあります。

相模湾まで見渡せる
逆光だけど相模湾まで見渡せる
芦ノ湖とこれから走る山々
芦ノ湖とこれから走る山々
ここから長尾峠まで下っていきますが、途中に富士見台というところがあり、展望台もありましたが眺望はイマイチ…

長尾峠を過ぎてからはアップダウンを繰り返し、息を切らしながら富士見ヶ丘公園に到着です。ここは先程の富士見台とは打って変わって最高の眺望。
眺望が良過ぎてここで15分くらい休憩しながら景色を楽しみました。

8時半にスタートしてここまで6時間半、ここで他のランナーと話しをしていて、その方は時間も時間なのでこの先で芦ノ湖に下ると言っていて、この先湯本温泉までには確実に日が暮れるのが確実で疲れも出てきていたので、自分はどうするかなと考えて、とりあえず元箱根まで行って、そこからバスで帰るか続けて走るか決めようと判断することに。

富士見ヶ丘公園からはただひたすら走り続け、途中の山伏峠のレストハウスの自販機で飲み物を買う以外は止まることなく走り続けます。

箱根外輪山を完走できたのか

もうただ暗くなる前に少しでも前に進もうという気持ちで走り、道の駅 箱根峠に着くごろには完全に日が暮れ辺りは暗くなってきました。
とりあえず予定通り元箱根まで走ってそこからバスで帰ろうとこの時までは思っていました。

そして、元箱根に着いてとりあえず栄養補給するためにコンビニに寄ります。
今回までのトレランでは20km〜30kmぐらいの距離しか走ったことなかったのでここまで走って疲れたなとは思いましたが、補給したらまだ走れるかもと思いながら、バス停まで走っていたらロードなら走りきれるかなと思いロードで箱根湯本駅まで下る決断をしました。

しかしこの判断がのちに後悔に変わるとはつゆ知らず…
東海道を選択し、真っ暗な道を走っていると急坂に差しかかり疲れた足にダメージを与えていきます。このダメージがフィジカルもメンタルもやられてしまい、途中に路線バスが待機しているのが見えてしまい、まだバスがあると気付いてしまったことで集中が切れ、箱根湯本駅まであと6km…まだ6km…と分かれるところではあるけれど、そのときは後者の気持ちで最初のバス停の畑宿からバスに乗ってしまう結末となりました。

ということで、トレラン4回目で箱根外輪山を走り切ることはできませんでした。自信はあったけれど、ここまで走れれば良しということで次回またリベンジしたいとは思います。

時計がフリーズして強制終了したのでログは二つ。
金時山までのログはフリーズしたせいなのか正確ではないです。